8月22日と23日に開催された全国大会に、PTA会長、本部役員、教頭の3名で参加をいたしました。「歴史の町で変革を‼」~新たな時代が目に入らぬか~をテーマに掲げた本大会は、教育によって人の心を安定させ、教育を基盤として国を興すという建学の精神の下、水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって1841年に創設された藩校「弘道館」がある水戸市で開催されました。
1日目は分科会に参加し、2日目は全体会場にて二所ノ関親方(元第72代横綱・稀勢の里)の記念講演を聴きました。引退後に早稲田大学大学院で学び直した結果、「新しい相撲部屋経営の在り方」として、国技館のある東京ではなく地元の茨城県で部屋を構えることや1日2食をやめて3食としたこと、稽古をしない日を1日つくったこと(筋力トレーニングは行う)、力士たちの私生活でのプライベート空間を守るようにしたこと、土俵を2面設置すること、またそれによって効率よく稽古をしたり地元の子どもたちに開放して未来の力士を増やせるようにしたりすることといった、これまでの相撲界の伝統とスポーツ科学の両方を生かした新しいやり方で力士を育てる取組をしていることを紹介していただきました。
大会後は、「一張一弛(気を張るときと弛めるときの両方を大切にすることでよりよく学ぶことができるという意味)」の思想のもとに造られた弘道館を実際に見学し帰途につきました。とても学びの多い有意義な時間を過ごすことができました。



