2月21日に、本校音楽科1.2年生を対象にした卒業生による鑑賞講座を行いました。3名の卒業生にファゴット独奏、トロンボーン独奏、重奏を演奏していただきました。
ファゴットを演奏された児玉桃歌さんは、本校音楽科を卒業後、京都市立芸術大学を経て現在日本センチュリー交響楽団のファゴット奏者としてご活躍されています。トロンボーンを演奏された西村菜月さんは、普通科を卒業後、京都市立芸術大学を経て来月から日本センチュリー交響楽団のトロンボーン奏者として入団されます。また伴奏をされた光行いちごさんは、音楽科を卒業後、現在愛知県立芸術大学4年に在学されており、来春より東京藝術大学大学院に進学されます。
ファゴットの柔らかく力強い音色やトロンボーンの伸びやかで迫力のある音色、美しいピアノとの息の合った演奏に心奪われながら楽しく演奏を聴かせていただきました。
演奏後のインタビューでは、力を入れていた教科について、児玉さんはソルフェージュを挙げられました。高校時代からオケに入るのを目標にされており、授業で和音や構成を学べたことがオケで今活きているとおっしゃっていました。
西村さんは普通科理系出身で、音楽と勉強を両立するために苦労された話やアドバイスをくださいました。
伴奏者の光行いちごさんは急遽1週間で伴奏を引き受けてくださることとなりました。ソロの練習もある中、伴奏をする上で気をつけることについて、「伴奏と室内楽は他の人と音楽を作ることになるから呼吸を合わせること」「初合わせの時は相手がどう来るかシュミレーションして臨むこと」「合わせをしていくとわかることもあるしソロに活かせることも多くある」という具体的で大変参考になるお話をしていただきました。 先輩からのありがたいお言葉をいただき、貴重な時間を過ごすことができました。


