令和6年度 第3回公開レッスンを行いました。

3月11日に、洗足学園音楽大学や京都市立芸術大学で指導にあたられているサクソフォン奏者の國末貞仁先生をお迎えし、音楽科生徒全員を対象とした公開レッスンを行いました。

音楽作りの面では、音楽の流れを止めないためのフレーズの取り方をハーモニーの変化に触れながらご指導くださいました。また、構成感を持って主題を吹き分けることについて、クラシックだけでなくpopsを例に出してご指導してくださいました。

音の出し方の面では、体の使い方や息の出し方について、息の吸い方や深く吸うための方法を指導していただいたり、息の方向性を長い音と短い音で変えないようにロングトーンをしているつもりで吹くとタンギングが上手くでき、タイの後も遅れないというアドバイスをくださったりしました。そして、音色を変化させるための口や喉の使い方や、高音域の音を響かせるための体の使い方、音を安定させるためのあごや歯の体の使い方を横で実演していただくことでとてもわかりやすく伝えてくださいました。

レッスンの後は、大橋菜奈先生の伴奏でミニコンサートを開いてくださいました。大橋先生は京都市立芸術大学を卒業後、現在昭和音楽大学伴奏研究員をされながら演奏活動やコンクールでの伴奏、後進の指導にあたられています。

コンサートでは3曲の楽曲を演奏していただきました。それぞれの曲目の雰囲気に合わせ、音色も表情も全く違った演奏を披露していただき、会場にいる全員が最初から最後まで圧倒され続け、楽しく演奏を聴かせていただきました。

本当に、とても貴重でためになるレッスンを受けることができました。