音楽科 チェンバロ講座を行いました。

3月17日に、光永秀子先生をお迎えしてチェンバロ講座を行いました。 先生は京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、ピアノと在学中に始められたチェンバロで、ソロや室内楽、伴奏等で多くの演奏会に出演されています。また、ご家族で「光永ファミリー」として演奏会を開催の他、企画演奏会にも出演されています。
この日は、学年ごとの1時間のチェンバロ講座と、2学年合同での演奏会を開いていただきました。
講座では、チェンバロの呼び方の違いや楽器の仕組み、調律について説明をしてくださいました。実際、弦を弾くジャックを見せていただいたり、通奏低音の役割を説明しながら楽譜の見方や即興演奏について教えてくださったり、普段なかなか触れる機会のないチェンバロについて詳しく知ることができました。
コンサートではバッハのイタリア協奏曲をはじめ、クープランの目覚まし時計や鳥のさえずりを表現した楽曲、トリルが特徴的な楽曲など曲調の違う面白い楽曲を複数曲演奏してくださいました。チェンバロ独特のやさしい音色を聴き、心地の良い時間を過ごしました。演奏の合間には、当時の指遣いや鍵盤のタッチについて教えてくださいました。実際のチェンバロの音色を聴いたことがない生徒も多く、非常に有意義な学びの時間となりました。